ロボット掃除機

猫のいる家のロボット掃除機おすすめ3選|毛と猫砂に効くのは「12,000Pa+ブラシ素材」【2026】

2026年9月11日 ・読了 10分

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猫のいる家のロボット掃除機おすすめ3選|毛と猫砂に効くのは「12,000Pa+ブラシ素材」【2026】

猫を飼っていて、ロボット掃除機を初めて買おうとしている人に向けた記事です。

猫がいる家は、普通の家と選ぶ基準が違います。抜け毛・猫砂・吐き戻しという3つの固有の敵がいるからです。ところが家電サイトのランキングは、猫がいない家庭も含めた「全員向け」で並んでいます。

この記事では、猫がいる家だけの基準で選び直します。見るのは吸引力12,000Pa以上・毛が絡まないブラシ素材・自動ゴミ収集つきの3つだけ。このうち機種を絞り込むのは前の2つで、自動ゴミ収集はほぼ全機種が対応しているので実質の前提条件です。

この記事のスタンス

「ペットの毛に強い」という宣伝文句では判断しません。吸引力の数値・ブラシの素材・自動ゴミ収集の有無・障害物回避の方式という、仕様書に書いてある項目だけで評価します。数字は2026年9月時点のメーカー公表値と、価格比較サイトの実勢価格です。

まず用語だけ|Paって何?

ロボット掃除機の広告に必ず出てくる「8,000Pa」のような数字。これだけ先に説明します。

Pa(パスカル)= 吸い込む力の強さ

Paは「圧力」を表す単位です。天気予報で聞く「ヘクトパスカル(hPa)」と同じ仲間だと思ってください。 ロボット掃除機では、モーターがどれくらいの力でゴミを吸い上げるかを表します。数字が大きいほど、強く吸える——覚えるのはこれだけで大丈夫です。

ただし、Paには大事な注意があります。

Paの測り方には国際的な共通ルールがありません。 メーカーごとに測定条件が微妙に違うため、別メーカーのPa同士を単純に比べることはできません。「A社の12,000PaとB社の12,000Paが同じ力」とは限らないのです。

だからPaは「この機種は候補に入るか」を判断する目安として使い、最後はブラシ素材や口コミと合わせて決めてください。

結論|条件を満たすのはこの3台

下の比較表で取り上げた主要5機種を、吸引力12,000Pa以上と毛が絡まないブラシの2条件で絞ると、残ったのは3台でした。

1位
エコバックス DEEBOT T50S OMNI(実勢¥54,799)

エコバックス DEEBOT T50S OMNI(実勢¥54,799)

  • 25,000Paで、猫のいる家の目安12,000Paを大きく超える
  • ZeroTangle 2.0のV字ブラシで、長い猫の毛が巻き付かない
  • 自動ゴミ収集つき。猫砂を吸ってもダストボックスに触らずに済む
  • 参考¥109,800に対し実勢¥54,799と、3台で最も安い
2位
Anker eufy Omni C28(実勢¥87,500)

Anker eufy Omni C28(実勢¥87,500)

  • 15,000Paで目安を満たし、毛絡み対策ブラシも入った堅実な構成
  • 自動ゴミ収集つき。猫砂を吸ってもダストボックスに触らずに済む
  • 楽天のクーポン適用で¥69,990まで下がることがあり、そのときは1位と競る
  • クーポンなしの実勢は¥87,500。価格差がそのまま順位差になっている
3位・超小型
SwitchBot K11+ Pro(実勢¥59,800)

SwitchBot K11+ Pro(実勢¥59,800)

  • 直径24.8cmの世界最小級。家具の隙間が狭い部屋やワンルーム向き
  • 12,000Paでペット基準をちょうど満たす。ブラシは毛が絡みにくいゴム製
  • 4L紙パックで約90日間ゴミ捨て不要。保証も2年
  • 吸引力は3台で最も低い。猫砂の飛散が多い家なら上位2台へ

迷ったら1位のDEEBOT T50S OMNIです。ペット向けの目安12,000Paの倍を超える25,000Paで、カーペットに潜り込んだ猫砂まで拾えます。ブラシはZeroTangle 2.0(毛絡み除去システム2.0)のV字型で、猫の毛が巻き付きません。しかも参考価格¥109,800に対して実勢¥54,799と、3台の中で最も安い。性能と価格が逆転していない、珍しい1台です。

2位のeufy Omni C28は15,000Paで、毛絡み対策も入った堅実な構成。楽天ではクーポン適用で¥69,990まで下がることがあるので、タイミング次第では1位と競います。

3位のSwitchBot K11+ Proは直径24.8cmの世界最小級が武器です。12,000Paでペット基準をちょうど満たし、ブラシは毛が絡みにくいゴム製。4L紙パックで約90日間ゴミ捨て不要、保証も2年。家具の隙間が狭い部屋や、ワンルームならこれが最適です。

基準① 吸引力|猫がいるなら12,000Pa以上

猫砂は、普通のホコリとは違います。鉱物砂は1粒が重いので、吸い上げるのに力が要ります。抜け毛も、換毛期には1日で驚く量が出ます。

家庭の状況別に、必要なPaの目安がこちらです。

家庭の状況必要な吸引力ひとこと
一人暮らし・フローリング中心5,000〜8,000Paホコリが中心ならこれで足りる
家族世帯・フローリング中心8,000〜10,000Pa食べこぼしまで拾える
ペットがいる12,000Pa以上抜け毛と猫砂には力が要る
カーペット・ラグが多い15,000Pa以上繊維に潜った砂を引き出す
長毛の多頭+カーペット20,000Pa以上ここから上は余裕。足りないより困らない
図:吸引力Paと「何が吸えるか」の対応
ここから上が猫がいる家の基準 5,000Pa ホコリ・髪の毛 猫がいない家なら十分 8,000Pa 食べこぼしまで 猫砂はまだ残る 12,000Pa 猫の抜け毛・猫砂 ペット飼育の出発点 15,000Pa ラグに潜った砂 長毛・多頭・カーペット ※Paの測定に国際的な共通ルールはなく、別メーカー同士の数値は単純比較できません
ペットがいる家庭の目安は12,000Pa。8,000Paでは食べこぼしまでで、猫砂は取り残しが出ます。図は15,000Paまでですが、これを超える機種(今回の1位は25,000Pa)はさらに余裕があると考えてください。 各社公表値をもとに作成(2026年9月時点)

つまり猫を飼っているなら12,000Paが出発点です。そのうえで次のどれかに当てはまるなら、15,000Pa以上まで上げておくと安心です。

今回の1位(25,000Pa)はこの目安をかなり上回ります。過剰に見えますが、Paは「足りない」と取り残しが出る一方、余っても困りません。同じ価格帯で選べるなら高いほうを取るのが正解です。

安い機種を「猫用」に流用しない

5,000〜8,000Paの機種は、猫がいない家なら十分な性能です。ただし猫砂と抜け毛には力が足りません。「安いしとりあえず」で買うと、砂が残って結局手で掃除することになります。 ここは予算を削る場所ではありません

基準② ブラシ素材|ここを外すと毎週ハサミ

Paと同じくらい大事なのが、床のゴミをかき集める回転ブラシの素材です。猫の毛は細くて長いので、ブラシの種類によっては毛糸のように何重にも巻き付きます。

ブラシの種類毛の絡みやすさ代表例
ゴム製の2本ブラシ◎ 絡みにくいiRobot ルンバ Comboシリーズ
V字型ブラシ+コーム列◎ 絡みにくいエコバックス DEEBOT T50Sシリーズ(ZeroTangle 2.0)
ゴム+毛の螺旋○ 絡みにくいAnker eufy X10 Pro Omni など
ふつうのブラシ(毛の束)× 絡む旧型・低価格帯に多い
ブラシ4種の形状と、猫の毛の絡みやすさ
濃い緑と黄緑のゴム製の円筒が2本並び、表面に斜めのヒダが刻まれたブラシ。毛は1本も生えていない
ゴム製2本ブラシ
◎ 絡みにくい

棒状のゴム製が2本。絡んでも手で取り除きやすい

青いゴム製の刃とグレーの毛が、円筒の中央に向かって左右から山型(V字)に合わさったブラシ
V字型
◎ 絡みにくい

V字の溝とコーム列が毛を中央へ逃がす(ZeroTangle 2.0)

ネイビーのゴム製の刃とグレーの毛が交互に、端から端までらせんを描いて巻き付いたブラシ
ゴム+毛の螺旋
○ 絡みにくい

ゴムの刃と毛が交互のらせん。正逆回転で絡みをほぐす

黒い毛束が並んだブラシの軸に、白とグレーの長い猫の毛が何重にも固く巻き付き、房が垂れ下がっている
ふつうの毛束
× 絡む

軸の根元に猫の毛が巻き付く。週1回ハサミで切ることに

上段2つと左下は毛が巻き付きにくい構造です。右下のふつうの毛束タイプだけ、軸の根元に猫の毛が固く絡みます。買う前に、仕様書でどのタイプかを確認してください。 イメージ図(AI生成)
ここを外すと毎週メンテになる

ふつうのブラシを猫のいる家で使うと、週1回ブラシを外してハサミで毛を切る作業が発生します。「自動で掃除してくれるはずが、掃除機の掃除をしている」——これが猫飼いの典型的な後悔です。 仕様書に 「ゴム製」「V字」「毛絡み防止」「ZeroTangle」 のいずれかが書いてあるかを必ず確認してください。書いていない機種は、書けない事情があると考えるのが安全です。

ブラシ素材を確認せずに買った人の声で、最も多いのがこのパターンです。

吸引力ばかり見て選んだら、ブラシに毛が糸みたいに巻き付いて毎週ハサミで切っていました。掃除機を掃除する時間のほうが長いという本末転倒な状態です。買い替えるならブラシの素材から見ます。

— 長毛猫と暮らす知人

基準③ 自動ゴミ収集|猫飼いには必須

自動ゴミ収集とは、掃除が終わると本体が充電台に戻り、中のゴミを台のほうへ自動で吸い上げてくれる仕組みです。台には大きな紙パックが入っていて、数ヶ月ゴミ捨てが不要になります。

猫の抜け毛は量が多く、本体の小さなゴミ箱は2〜3日で一杯になります。毎回開けて捨てるのが苦痛になり、結局使わなくなる——これも典型的な脱落パターンです。

猫飼いにとっては、あれば便利な機能ではなく必須装備だと考えてください。おすすめの3台はいずれも対応しており、たとえばSwitchBot K11+ Proは4L紙パックで約90日間ゴミ捨て不要です。

猫砂を吸わせるときの注意

ロボット掃除機で猫砂を吸うこと自体は、吸引力が足りていれば問題ありません。ただし砂の種類によっては負担がかかります

猫砂のタイプロボット掃除機との相性理由
鉱物(ベントナイト)系要 12,000Pa以上1粒が重く、力がいる
粉塵が多いタイプフィルターに負担細かい粉がフィルターに詰まりやすい
おから・紙系比較的軽い吸いやすいが量が散りやすい
写真:猫砂3種の粒の違い
鉱物系・粉塵の多いタイプ・おから系の猫砂3種を並べ、手前に定規を置いて粒の大きさを比較した俯瞰写真
左が鉱物(ベントナイト)系。1粒が大きく重いので吸い上げる力が要ります。中央の粉が多いタイプはフィルターに詰まりやすく、右のおから系は粒が大きいぶん軽めです。 イメージ図(AI生成)
砂そのものを減らすほうが早い

どんなに吸引力があっても、飛び散る砂の量が多ければ追いつきません。ロボット掃除機を買う前にできることもあります。飛び散り対策のマットを敷く、砂の飛散を抑える構造の自動トイレに替える——元を断つほうが効果的な場合があります。 自動トイレ側の対策は猫の自動トイレおすすめ6機種で、内寸や飛び散り構造まで比較しています。

また、トイレの周囲はアプリで「進入禁止エリア」に設定しておいてください。これは「ここには入らないで」と地図上で指定する機能で、設定しないとロボットが砂を引きずって部屋中に広げます。

吐き戻し・粗相|AI回避には限界がある

猫飼いが最も恐れるのが、吐しゃ物や粗相をロボットが踏んで部屋中に塗り広げる事故です。

最近の上位機種は、前についたカメラとAIで障害物を見分けて避けます。ただし——

AI回避は万能ではない

メーカー自身が限界を認めています。ロボット掃除機大手のエコバックスは、公式サイトにこう明記しています。

フンの回避効果は、室内照明の明るさ・フンの形・柔らかさ・色に影響される

つまり固形のフンは認識できても、柔らかい嘔吐物や水分を含んだ粗相は見分けきれないことがあるということです。猫の吐き戻しはまさにこのタイプです。

図:AI回避が効く場面と、効かない場面
○ 固形のフン → 避けられる ロボット 固形=形がはっきり カメラが輪郭を認識し 数cm手前で迂回する × 柔らかい嘔吐物 → 踏む ロボット 平たい・色が床に近い 輪郭が出ないので障害物と 認識されず、そのまま塗り広げる
固形物は輪郭がはっきりしているので迂回できます。猫の吐き戻しのように平たく床と色が近いものは、障害物として認識されないことがあります。 メーカー公表情報をもとに作成した模式図です

実際に使っている人ほど、AI回避を前提にした運用を避けています。

排泄物の回避を100%信用してロボットに任せるのは、絶対にやめたほうがいいです。 どの機種の障害物回避も、そこまで信頼できるものではありません。とくに柔らかいものは失敗します。

— ロボット掃除機を3年使っている知人

現実的な対策は3つです。

  1. AIカメラ搭載機を選ぶ(固形物は避けてくれる)。1位のDEEBOT T50S OMNIはAI障害物回避を搭載しています。※T50シリーズは「T50 OMNI」「T50 PRO OMNI」「T50S OMNI」と型番が紛らわしく、吸引力もカメラの有無も違います。買うときに末尾のSまで確認してください
  2. アプリで進入禁止エリアを設定する(トイレ周り・食器周り)
  3. 留守中の稼働を見直す(在宅時に動かせば、事故にすぐ気づける)

とくに3番が確実です。「留守中に自動できれいになっている」という理想は、猫がいる家ではリスクとセットだと考えてください。

猫が怖がる・乗る問題

機種選びとは別に、猫側の反応も分かれます。

どちらも最初の数週間で傾向が分かります。怖がるタイプなら、静音モードのある機種を選ぶか、猫が別の部屋にいる時間に動かす運用にしてください。

写真:ロボット掃除機の上に乗る猫
ロボット掃除機の上に丸くなって座っているキジトラ猫。日本の住宅のリビング
平らで少し温かいので、乗り場所として気に入る猫がいます。かわいいのですが、モーターに負荷がかかるため放置は避けてください。 イメージ図(AI生成)

うちは2匹で反応が真逆でした。1匹は起動音がしただけで押し入れに逃げ込み、もう1匹は上に乗って一緒に一周します。乗るほうは故障が心配なので、動かすときは必ず在宅時にしています。

— 2匹飼いのママ友
安全面の注意

海外では、ペットモードを選んでいても猫のしっぽを巻き込むトラブルが報告されています。ブラシが回転する機械である以上、リスクはゼロになりません。猫が寝ている部屋では動かさない、という運用が確実です。

主要モデル 比較表

ペット基準(12,000Pa以上)を満たすかどうかで並べました。気になった行からそのまま販売ページを確認できます。

モデル 吸引力ペット基準ブラシ自動ゴミ収集実勢価格 購入
1位 DEEBOT T50S OMNI エコバックス エコバックス DEEBOT T50S OMNI の製品画像 25,000Pa 余裕あり V字型(ZeroTangle 2.0) あり ¥54,799 参考¥109,800 Amazon 楽天
eufy Omni C28 Anker Anker eufy Omni C28 の製品画像 15,000Pa 満たす 毛絡み対策あり あり ¥87,500 楽天クーポンで¥69,990 Amazon 楽天
SwitchBot K11+ Pro 直径24.8cmの超小型 直径24.8cmの超小型 SwitchBot K11+ Pro の製品画像 12,000Pa ちょうど ゴム製 あり ¥59,800 Amazon 楽天
roborock Qrevo L ロボロック ロボロック roborock Qrevo L の製品画像 10,000Pa やや不足 公表なし あり ¥59,800 Amazon 楽天
eufy X10 Pro Omni Anker Anker eufy X10 Pro Omni の製品画像 8,000Pa × 不足 ゴム+毛の螺旋 あり ¥89,380 Amazon 楽天

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※価格は2026年9月時点の実勢価格です。この分野はセールで半額近くまで下がることが珍しくないので、欲しい機種を決めてからセールを待つのが得策です。1位のT50S OMNIは参考価格¥109,800に対して実勢¥54,799。eufy C28も楽天クーポンで¥87,500→¥69,990まで下がります。

人気の eufy X10 Pro Omni を推していない理由

ゴムの刃と毛を交互に配した螺旋ブラシで毛が絡みにくく、ランキング上位でよく見かける機種です。ただし吸引力8,000Paはペット基準の12,000Paに届きません。実勢も¥89,380と、1位のT50S OMNI(¥54,799・25,000Pa)より3万円以上高いのが実情です。 短毛の猫1匹・フローリング中心の部屋なら十分ですが、長毛・多頭・カーペットありの家には力不足です。ペットがいない家庭も含めた「全員向けランキング」で上位に来る機種を、そのまま猫飼いが買ってはいけない例がこれです。

こういう人はどれを選ぶか

あなたの状況選ぶ基準候補
とくにこだわりはない12,000Pa以上+ブラシ対策DEEBOT T50S OMNI
長毛猫・多頭(毛の量が多い)15,000Pa以上が安心DEEBOT T50S OMNI / eufy Omni C28
狭い部屋・家具の隙間が多い直径24.8cmの超小型SwitchBot K11+ Pro
短毛猫1匹・フローリングだけ8,000Paでも可eufy X10 Pro Omni
吐き戻しが多い猫AI障害物回避+進入禁止設定DEEBOT T50S OMNI(過信は禁物)
猫が音を怖がる静音モードのある機種在宅時に短時間から慣らす

買わないほうがいい人

正直に書きます。次に当てはまる人は、いま買っても満足できません。

写真:これだと毎回止まります
床に充電ケーブルが何本も絡まり、猫じゃらしやボール、猫草の鉢が置かれたリビング。ロボット掃除機がケーブルに引っかかって止まっている
充電ケーブル・猫じゃらし・猫草の鉢。猫がいる家の床には、ロボット掃除機が苦手なものが揃っています。掃除のたびにこれをどかせるかが分かれ目です。 イメージ図(AI生成)

まとめ|結局どれを買えばいいか

猫がいる家の条件は、吸引力12,000Pa以上・毛が絡まないブラシ・自動ゴミ収集の3つです。この記事で比べた主要5機種のうち3台が条件を満たし、そのなかで最も安いのがエコバックス DEEBOT T50S OMNI(¥54,799)でした。

ポチる前に、21分だけ確認してください

買ってから「やっぱり無理だった」となるのを防ぐ、最後の確認です。

順番やること時間ダメだった場合
1部屋の床の物をどかせるか、実際に片付けてみる15分片付かないなら買わない
2猫トイレの周りにラグがあるか見る1分あるなら15,000Pa以上に上げる
3候補機種の仕様書で「ブラシ素材」の記載を探す5分記載がなければ候補から外す

とくに1番が関門です。床の物をどかせないなら、ロボット掃除機はまだ早い——コードやおもちゃを毎回どかす手間が、掃除の手間を上回ってしまいます。

猫砂の飛び散りが多すぎる場合も、掃除機を強くするより先に元を断つほうが早いです。トイレ側の対策は猫の自動トイレおすすめ6機種で内寸や飛び散り構造まで比較しています。そもそも自動化家電が自分に向いているか迷っているなら、自動猫トイレのデメリットも同じ観点で読めます。

よくある質問(FAQ)

Paって何ですか?いくつあればいいですか?
Pa(パスカル)は吸い込む力の強さを表す単位で、天気予報のヘクトパスカルと同じ仲間です。数字が大きいほど強く吸えます。ペットを飼っている家庭は12,000Pa以上、カーペットやラグが多いなら15,000Pa以上が目安です。ただしPaの測り方には国際的な共通ルールがなく、別メーカー同士の数値は単純比較できない点に注意してください。
猫の毛が絡まないロボット掃除機はどれ?
大きく3方式あります。①ゴム製の2本ブラシ(iRobot ルンバ Comboシリーズ)は毛が巻き付きにくく、絡んでも手で取り除きやすい。②V字型ブラシ+コーム列(エコバックス DEEBOT T50Sシリーズの「ZeroTangle 2.0/毛絡み除去システム2.0」)は、45度のV字ブラシとV字コームが毛を中央へ逃がします。③ゴムと毛のハイブリッド螺旋(Anker eufy X10 Pro Omniなど)は、ネイビーのゴムの刃と黒い毛を交互に螺旋状に配し、正逆回転で絡みをほぐします。仕様書に「ゴム製」「V字」「毛絡み防止」「ZeroTangle」のいずれかが書いてあるかを確認してください。
ロボット掃除機で猫砂を吸っても壊れませんか?
吸引力が足りていれば問題ありませんが、砂の種類で負担が変わります。鉱物(ベントナイト)系は1粒が重いので12,000Pa以上が必要。粉塵が多いタイプはフィルターに詰まりやすいので、フィルターの手入れをこまめにしてください。そもそも飛び散る量が多いと追いつかないので、飛び散り対策のマットや自動トイレ側の対策を併用するのが確実です。
猫のゲロや粗相は本当に避けてくれる?
固形のフンは避けられますが、柔らかい嘔吐物や水分を含んだ粗相は見分けきれないことがあります。エコバックスは公式に「フンの回避効果は室内照明の明るさ・形・柔らかさ・色に影響される」と明記しています。猫の吐き戻しはまさにこのタイプなので、トイレ周りを進入禁止エリアに設定し、留守中の稼働は慎重に判断してください。
自動ゴミ収集は必要ですか?
猫飼いには必須と考えてください。掃除のあと本体が充電台に戻り、中のゴミを台の紙パックへ自動で吸い上げる仕組みです。猫の抜け毛は量が多く、本体の小さなゴミ箱は2〜3日で一杯になります。毎回捨てるのが苦痛になって使わなくなる、というのが典型的な脱落パターンです。
5万円台でペットに使える機種はありますか?
1位のDEEBOT T50S OMNIが実勢¥54,799で、25,000Pa・V字型ブラシ(ZeroTangle 2.0)・自動ゴミ収集と3条件をすべて満たします。5万円台で最も性能が高い選択です。もう1台はSwitchBot K11+ Pro(¥59,800)。12,000Paでペット基準を満たし、直径24.8cmの世界最小級なので狭い部屋に向きます。保証も2年です。
猫が怖がって逃げます。どうすればいい?
在宅時に短時間から動かして慣らしてください。静音モードのある機種を選ぶか、猫が別の部屋にいる時間に動かす運用に切り替えるのが現実的です。慣れる猫と慣れない猫がいるので、最初の数週間で傾向を見てください。トイレを我慢するほど怖がる場合は、無理に使わない判断も必要です。
猫がロボット掃除機の上に乗ってしまいます
故障の原因になるので、乗せたままの放置は避けてください。海外ではペットモードを選んでいても猫のしっぽを巻き込むトラブルが報告されています。ブラシが回転する機械である以上リスクはゼロにならないため、猫が寝ている部屋では動かさない運用が安全です。
トイレの砂を引きずって広げませんか?
アプリの進入禁止エリア機能で、猫トイレの周囲をあらかじめ立ち入り禁止に設定してください。地図上で「ここには入らないで」と指定する機能で、数分で設定できます。これをやらないと、砂を引きずって部屋中に広げる事故が起きます。

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※本記事の価格・仕様・数値は執筆時点の各メーカー公表値および販売情報をもとにした目安です。購入前に最新の価格・仕様を各販売ページで必ずご確認ください。体験談は知人・利用者の口コミをもとに構成しています。

この記事を書いた人
こむぎ(ペット家電ラボ 運営者)
「こむぎ」は、去年見送った猫の名前です

去年、長く一緒にいた猫を見送りました。留守が増えた時期に自動トイレと自動給餌器を探していたのですが、買えないまま終わっています。

同じところで止まっている人がいるはずだと思って作ったのがこのサイトです。犬か猫かに関わらず、見るところはそう変わらないと思っています。